面接の不安を解消−よく聞かれる5つの質問への回答例と対策−
更新日2024/4/8転職面接は、企業が応募者との相性や能力を判断する重要な機会です。多くの企業では、質問内容や流れがほぼ共通しているので、事前に準備しておくことが肝心です。そこで、聞かれることが多い5つの基本質問と回答例、好印象を与えるためのポイントをご紹介します。
Contents
転職面接の流れ
面接でよく聞かれる5つの基本質問は、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」「逆質問」です。聞かれる順番も、大体は表の順番の流れです。
ここからは、これらの質問に対する回答例やポイントを詳しくご紹介していきます。
質問1:自己紹介について
面接官は、自己紹介を通して、以下の4つのポイントを把握しようとしています。
1.応募者の人柄:表情や姿勢から、明るく誠実な人柄かどうかを判断します。
2.簡潔な話術:要点を絞って分かりやすく話せるか、論理的な思考力があるかを見極めます。
3.コミュニケーション能力:相手に配慮しながら、スムーズに話せるかを確認します。
4.緊張を和らげる効果:アイスブレークとして、緊張をほぐし、話しやすい雰囲気を作るきっかけにしています。
面接官は、自己紹介を通して応募者の人柄、簡潔な話術、コミュニケーション能力を把握し、緊張を和らげようとしています。表情や姿勢も含めて、1~3分程度で分かりやすく話しましょう。経験やスキル、応募企業への意欲を簡潔に伝え、好印象を与えることが重要です。
<自己紹介の回答例>
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
〇〇〇〇(名前)と申します。
新卒から5年間、IT企業の株式会社△△で技術職として勤務しておりました。主に開発ディレクターを担当し、徹底した競合調査やエンジニアとの連携により、昨年は1年で会員登録者数10万人を超える会員サイトを立ち上げることができました。
現在、主に□□や××の領域に携わっており、その他にも多くの言語を学習済みです。新しくWebサービスの提供を始めた御社であれば、これまで培ってきた経験やスキルを活かして、即戦力として貢献できると考えております。
本日はよろしくお願いいたします。
<好印象を与えるポイント>
1.簡潔にまとめる
緊張していると長々と話してしまうことがあります。事前に1~3分程度にまとめ、簡潔に話せるように練習しておきましょう。簡単な職務内容紹介、経歴・実績紹介など、いくつかのパターンを用意しておくと安心です。
2.具体的なエピソードで興味を引きつける
応募した仕事に活かせるスキル、経験、実績を端的に伝えましょう。数字や成果などを盛り込むことで説得力が増し、スタートから面接官の興味を惹きつけることができ、後々話をしやすくなります。具体的なエピソードを交えることで、より印象に残る自己紹介になるでしょう。
3.入社意欲を一言添える
「自分のスキルが活かせる」「御社のビジョンに共感した」など、応募企業を選んだ(面接に来た)理由を添えて、最後に「本日はよろしくお願いします」と締めると好印象です。入社後にどのように貢献したいかを示すことで、前向きな印象を与え、面接官との会話も弾みやすくなります。
質問2:転職理由について
面接官は、転職理由を聞くことで、以下の3点を把握しようとしています。
1.転職理由と応募先企業のマッチング:転職の理由としている懸念点や要素が、自社に転職をすることで改善できるかどうかを確認します。
2.入社後の定着性:同じ理由で再び退職する可能性はないかどうかを確認します。
3.応募者と企業の相性:応募者のキャリアプランや価値観が、企業理念や求める人物像と一致しているかどうかを判断します。
企業と個人にとって、前職と同じ理由で早期退職することは、時間と労力の浪費であり、双方にとってマイナスでしかありません。
<回答例1>成長意欲をアピール
前職では、1年以上、朝9時から夜の12時までの長時間労働が常態化していました。業務効率化を提案しましたが、残念ながら受け入れられず、ワークライフバランスの改善が難しいと感じました。
そこで、自身のキャリアプランと将来設計を再考し、よりインプットや自己研鑽に時間を割ける環境を求めて転職を決意しました。
<回答例2>裁量権とキャリアアップへの意欲をアピール
現在の会社では、営業事務として3年間、主にデータ入力や資料作成などの業務を担当しています。与えられた仕事を丁寧にこなすことはもちろん大事ですが、より幅広い業務に携わり、積極的にスキルアップ・キャリアアップを目指したいと考えております。裁量権を持って様々な業務に挑戦できる環境で、自身の能力を最大限に発揮したいと考え、応募いたしました。
<上手く伝えるポイント>
1.正直に話す
面接官は、前職になにかしらの不満を抱えて転職するということは理解しています。そのため、ネガティブな面を隠そうと無理に飾ったり、嘘をついたりする必要はありません。第三者にも納得できるような理由であれば、正直に話しましょう。しかし、会社の愚痴だけにならないように注意が必要です。
2.具体的なエピソード
具体的なエピソードを交えながら、論理的に説明することで、説得力が増します。前職での不満点だけでなく、その改善のために努力した点も伝えましょう。そして、キャリアや仕事のことを考えて転職を選択したという流れで話すと、より良い印象を与えられるでしょう。
3.前向きな展開
ネガティブな理由であっても、ポジティブな選択に変換することで、悪印象にはなりません。転職を通してどのように成長したいのか、将来のビジョンを明確に伝えましょう。
さらに、ビジネスパーソンとして不適切な内容は避け、「絶対に言わないこと」を決めておくことも大切です。 組織に属する以上は誰でも多少の不満を抱えていますが、面接では前向きな姿勢をアピールしましょう。
質問3:志望動機について
面接官は、志望動機を通して以下の3点を判断し、応募者の入社後の貢献度と長期的な活躍が見込めるかどうかを見極めています。
1.熱意:なぜ他社ではなく、自社への入社を強く希望するのか
2.企業理解:企業の強みやビジョンを深く理解しているか
3.キャリアビジョン:自身のキャリアプランと企業のビジョンが一致しているか
企業は、自社のビジョンや事業に共感し、長く貢献してくれる人材を求めています。志望動機は、応募者自身のキャリアビジョンと企業のビジョンが一致しているかどうかを判断する重要な材料となります。
<志望動機の回答例>
御社の飲料メーカー業界における革新的なSNSマーケティング戦略に強い共感を持ち、ぜひ貢献したいと考え志望いたしました。特に、昨年発売された○○の爆発的なヒットは、御社のマーケティング力の高さの証左だと感じています。
私は前職でマーケティング部門に所属し、データ分析と顧客ニーズの把握を担当していました。そこで培ってきたスキルと経験を活かし、御社のSNSマーケティング戦略をさらに強化し、市場における影響力を拡大したいと考えております。
<上手く伝えるポイント>
1.「なぜ自社なのか」を明確に伝える
単に「御社に興味があり」という表面的な理由ではなく、なぜ他社ではなく、自社を選んだのかを明確な理由に基づいて説明しましょう。
具体的なエピソードやデータを用いて説明することで、より長く働ける人材であることをアピールできるでしょう。
2.企業研究を徹底的に行う
競合他社との比較分析を行い、応募先企業がどのような独自性を持っているのかを明確にすることで、「なぜ他社ではなく応募先企業なのか」が語りやすくなります。公式HP、求人情報、ニュース記事、業界レポートなどを活用し、企業の強み、ビジョン、業界でのポジション、経営理念、社風などを深く理解しましょう。
3.自身のキャリアビジョンと企業のビジョンを結びつける
転職を機にもう一度キャリアプランを立て直し、応募先の企業が計画を成就させるためのステップになるかどうかを吟味しましょう。
転職によってどのようなキャリアを実現したいのか、入社後にどのように成長したいのか、将来のビジョンを明確に伝えましょう。そしてなぜその企業でなければ自身のキャリアビジョンを実現できないのかを具体的に示せると、長期的な視点で活躍できる人材であることをアピールでき、より説得力が増します。
質問4:自己PRについて
面接官は自己PRを通して、応募者が「自社で求められる成果を出して活躍できそうか」をイメージします。過去の経験に基づき、「どのように貢献できる人材なのか」を具体的に伝えることで、入社後の活躍を期待させることができます。
<自己PRの回答例>
私は、問題解決への強い意志と粘り強さで、目標達成に貢献できる人材です。前職では、低迷していた営業部署で、独自の顧客ニーズ分析方法を確立し、個人成績トップを達成すると同時に、チーム全体の売り上げを前年比150%以上に引き上げました。
御社では、この経験を活かして、顧客との信頼関係を構築し、課題解決に貢献する提案営業で業績向上に貢献したいと考えております。
<上手くPRするポイント>
1.募集職種に関連する経験・実績・スキルをアピール
企業研究で得た情報に基づき、求められるスキルや能力を把握し、自身の強みがどのように職種に活かせるのかを具体的に説明しましょう。志望動機を考える際の企業研究がここでも活かされます!
2. 目標達成のための具体的な行動を説明
どのような仕事にも必ず「目的」があります。目標達成のためにどのような工夫をしたのか、どのような課題を乗り越えたのかを具体的に説明し、行動力、問題解決能力、柔軟性をアピールしましょう。目標達成への貢献度はどの職種であっても評価されるので、明確に示すことが重要です。
3.実績を具体的な数字で示す
面接官に具体的なイメージを持ってもらうためには、単に「努力しました」と抽象的な表現ではなく、「売上を〇%増加させた」「作業時間を〇時間短縮した」など、定量的な成果を伝えることが重要です。
売り上げや目標達成率などの分かりやすい実績だけでなく、「〇時間かかっていた作業がどれだけ削減できた」「月に〇件ほど発生していたミスがゼロになった」など、一見分かりにくい成果も、定量化することで立派な実績としてアピールできます。
質問5:逆質問(面接官への質問)について
面接官が逆質問をする理由は、主に2つあります。
1. 入社意思の確認
面接官は、応募者が「本当に自社で働きたいと思っているのか」を確認したいと考えています。逆質問をすることで、応募者が自社についてどれだけ真剣に考えているのか、入社意欲がどの程度高いのかを判断することができます。
2. 相互のマッチ度確認
面接官は、応募者が「自社に合っている人材なのか」を確認したいと考えています。逆質問の内容から、お互いのマッチ度を確認するために何か知りたがっているかどうかを判断しています。
働くイメージが本人の中ですでにしっかりできているかどうかを見ようとしているのです。
<逆質問の例>
・入社後に、すぐに担当する仕事はどのような案件になると考えられますか?
・入社後に、どのような研修を受けることができますか?
・一緒に働くメンバーにはどのようなキャリア、年齢の人が多いのでしょうか?
・御社の○○事業について、具体的にどのようなお仕事がありますか?
・活躍されている社員の方の特徴はどのようなものですか?
<逆質問をする際のポイント>
1. 質問は必ず行う
逆質問は必須ではありませんが、積極的に質問をすることで、以下の姿勢をアピールできます。
・自社への高い関心
・入社意欲の強さ
・積極性
・コミュニケーション能力
質問がない場合は、熱意や意欲が低いと判断される可能性もあるので、事前に考えておくといいでしょう。
2. 質問内容のバランスに注意する
質問内容は、仕事内容や企業理念など、入社後に役立つ情報に関するものが好印象です。一方、待遇や福利厚生ばかり質問すると、条件面ばかり重視している印象を与えてしまう可能性があるので避けましょう。
<まとめ>
転職面接で聞かれることの多い「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」「逆質問」といった定番の5つの質問について解説してきましたが、いかがでしょうか?
質問の形式は多少異なる場合もありますが、聞かれる内容はほぼ決まっているため、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。それぞれの質問のポイントを押さえ、自分自身の魅力を効果的にアピールしましょう。
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